あなたの家は、どんなお雑煮
お正月、最初に何をいただきますか?
私の家では「お雑煮」ですが、あなたのご家庭も同じだと思います。「おせち料理」より、正月は雑煮というかたが多いかもしれませんね。
ところで、「雑煮」は地域によって、また家庭によっても料理の具や味付けが違うようです。私も結婚当初、小さい頃から食べていた「雑煮」と違った「雑煮」が出てきて、「ん?」と思った経験があります。
もちろん、妻の料理ですから美味しいのですが、母の「雑煮」とは違っていたのです。
このように、地域色が顕著にあらわれる料理で、代表的なのが「雑煮」なのですね。
関東では、切り餅を焼くもしくはそのまま煮て、かまぼこや小松菜を加え、かつお節出汁の雑煮ですが、関西では白味噌仕立てにし、丸餅が多く小芋、大根、焼豆腐、干しあわびなどを入れるようです。
関西で丸餅が使われるのは、丸餅が満月に通じており欠けるところのない円満をイメージするためと言われます。小芋は親より出世するという縁起をかついだものですね。
長崎のお雑煮は豪華なことでも知られていますが、煮だし汁に干しあごと昆布を用いて、丸餅、塩ブリ、鶏肉、干しなまこ、椎茸、大根、人参、かまぼこ、里芋、ゴボウ、くわい、唐人菜、昆布を入れます。
加賀風のお雑煮はすまし汁仕立てで、丸餅、それに小ネギ。具がないシンプルな雑煮ですが、すごく美味しいらしいのです。
鹿児島の雑煮は、ぜいたくに「えびだし」が使われます。大きな里芋の上にほどよく煮えた切り餅がかぶさるようにのっており、豆もやしを加えた味噌仕立てとなっています。えびは長生き、里芋は子孫繁栄、豆もやしは元気に働けるようにという願いが込められています。
我が家は、すまし汁に丸餅を焼いて、小松菜、鶏肉、カマボコ、大根などの具の雑煮です。もしかしたら妻のオリジナルかもしれませんが、もう何十年もこのレシピですね。
「雑煮」をいただいた後に、「おせち」をいただきながら朝酒です^^
元旦をこんな風に過ごすのは我が家だけかもしれませんが、多分、子供達にはこのレシピと過ごし方が受け継がれていくのでしょう。