お正月料理について
私たちの日本は四季がはっきりしています。そして、季節により草木の変化や食べ物にも旬があり、私たち日本人はこの季節をとても大事にしてきました。
季節ごとに行われる行事には、特別な料理を用意して家族やお客をもてなしてきました。その代表的行事が正月であり、正月料理でしょう。
正月料理というと何を思い出しますか。
お屠蘇、お雑煮、そしておせち料理ではないでしょうか。通販でもいろんな「おせち料理」があり、テレビや雑誌でもたくさん紹介されています。
このように、多くの人が正月料理に興味を持っていて、家庭の伝統として伝え残していこうと思っているのでしょう。
ところで、「おせち」とは、「お節供(おせちく)」が略された言葉で、元旦と五節句の節目に神にお供えした料理のことを言いました。
それが、今では、節日の最初にあたる正月にふるまわれる料理のことだけを「おせち」と呼ぶようになったのです。
伝統として伝えられてきた「おせち料理」ですが、すべて料理メニューが決まっているわけではありません。
定番は、黒豆、田作り、数の子などの縁起物ですが、その他は年代により材料が変わったり、地域によってさまざま料理が作られます。
デパートや通販でもいろいろな種類の「おせち料理」が販売されています。中華や洋風のもの、現在に至っては子供を意識したキャラクターものまで登場しています。
おせち料理は家庭の伝統として受け継がれていってもらいたいものです。
デパートやスーパー、通信販売でもおせち料理が購入するのも時代の流れとは思いますが、手作りした料理を加えてアレンジや工夫があれば、さらにすばらしい「おせち料理」になるのではと思います。
できれば、伝統としてそれぞれの家庭の味を受け継いでいってもらいたいですね。